日本には全血献血と成分献血の2種類の献血があります。
全血献血とは血液を丸ごと採取する献血で、成分献血とは血中のある特定の成分だけを採取する献血です。
それぞれの献血基準を見てみましょう。
1964年 | 閣議決定により献血制度が施行される |
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1974年 | 献血による輸血用血液製剤の国内自給を達成する |
1994年 | 献血による血液凝固因子製剤の国内自給を達成する |
2003年7月 | 「安全な血液製剤の安定供給の確保等に関する法律」が施行される |
日本の献血制度は、昭和39年の閣議決定により始まり、昭和49年に献血による輸血用血液製剤の国内自給を、また平成6年には血液凝固因子製剤の国内自給を達成するなど、着実に発展してきました。
加えて、「安全な血液製剤の安定供給の確保等に関する法律」が平成15年7月より施行ました。
この法律は、献血等血液事業の基本理念や国等の関係者の責務を定めた法律です。
名前にある通り、血液製剤の安全性の向上、国内献血による国内自給を基本とする安定供給の確保すること、適正使用の推進とともに、血液事業の公正かつ透明な実施体制の確保することを基本理念に掲げています。
さらに、献血などの血液事業に関する施策は、国の定めた基本方針や各種計画などを策定し、公表することとされました。
日本には全血献血と成分献血の2種類の献血があります。
全血献血とは血液を丸ごと採取する献血で、成分献血とは血中のある特定の成分だけを採取する献血です。
それぞれの献血基準を見てみましょう。
献血の種類 | 200mL献血 | 400mL献血 |
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1回の献血量 | 200mL | 400mL |
年齢 | 16歳~69歳 (65歳~69歳までの方は60歳~64歳までに献血経験がある方のみ) |
男性:17歳~69歳 女性:18歳~69歳 (男女ともに65歳~69歳までの方は60歳~64歳までに献血経験がある方のみ) |
体重 | 男性:45kg以上 女性:40kg以上 |
男女ともに50kg以上 |
最高血圧 | 90mmHg以上 | 90mmHg以上 |
血色素量(ヘモグロビン濃度) | 男性:12.5g/dL以上 女性:12.0g/dL以上 |
男性:13.0g/dL以上 女性:12.5g/dL以上 |
採血間隔 | 男女ともに4週間後の同じ曜日から献血できます | 次回の献血が200mL献血、400mL献血の場合 男性:12週間後の同じ曜日から献血できます 女性:16週間後の同じ曜日から献血できます 次回の献血が血漿成分献血、血小板成分献血の場合 男女ともに8週間後の同じ曜日から献血できます |
年間献血回数(1年は52週として換算) | 男性:6回以内 女性:4回以内 |
男性:3回以内 女性:2回以内 |
年間総献血量(1年は52週として換算) | 男性:1200mL以内 女性:800mL以内 (200mL献血と400mL献血合わせて) |
男性:1200mL以内 女性:800mL以内 (200mL献血と400mL献血合わせて) |
献血の種類 | 血漿成分献血 | 血小板成分献血 |
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1回の献血量 | 600mL以下 (循環血液量の12%) |
600mL以下 (循環血液量の12%) |
年齢 | 18歳~69歳 (65歳~69歳までの方は60歳~64歳までに献血経験がある方のみ) |
男性:18歳~69歳 (65歳~69歳までの方は60歳~64歳までに献血経験がある方のみ) 女性:18歳~54歳 |
体重 | 男性:45kg以上 女性:40kg以上 |
男性:45kg以上 女性:40kg以上 |
最高血圧 | 90mmHg以上 | 90mmHg以上 |
血色素量(ヘモグロビン濃度) | 12.0g/dL以上 (赤血球指数が標準域にある女性は11.5g/dL以上) |
12.0g/dL以上 |
血小板数 | _________ | 15万/μL以上 |
採血間隔 | 男女ともに2週間後の同じ曜日から献血できます | 男女ともに2週間後の同じ曜日から献血できます |
年間献血回数 (1年は52週として換算) |
血小板成分献血1回を2回分に換算して 血漿成分献血と合計で24回以内 |
血小板成分献血1回を2回分に換算して 血漿成分献血と合計で24回以内 |
年間総献血量 (1年は52週として換算) |
_________ | _________ |
日本の献血は1964年以降発展を続け、今では全血献血と成分献血の2つの制度によって支えられています。