ペットはかわいいだけじゃない!

アメリカ

アメリカはとっても広いから、州によって対策も違うみたいだね。
保護施設での引き取りが盛んで、中にはペットショップで動物を売ることを禁止した州もあるんだって!

アメリカの現状

 アメリカでは、収容された犬猫のうち3~4割に当たる約300万匹が年間で殺処分されていましたが(2015年)、その数は減少傾向にあります。 また、州ごとに対応が大きく異なり、進んでいる州とそうでない州で大きな差があります。

アメリカ

 アメリカでは人口の70%がペットを飼っていて、日本よりも動物保護施設のことが知られている傾向にあります。そのため保護猫や保護犬を引き取る人が多いようです。

アメリカの保護施設

 アメリカ全体で約3,500の保護施設があり、民間団体によるものと行政が運営しているものとがあります。

 年間で約600万匹もの動物が保護施設に連れられて来ますが、そのうち引き取り先が見つかるのは16万匹程度です。保健所への負担が大きいことがわかりますね。 それでも保護施設のうち40%は殺処分を廃止するなど、動物愛護の取り組みがなされています。

アメリカにはペットショップに犬と猫がいない!?

 カリフォルニア州では2019年からペットショップでの犬・猫・ウサギの販売が禁止されています。
そのため、生体販売のための繁殖ができず、犬・猫・ウサギを飼いたい人は保護施設に引き取りに行きます。

 この条例により不幸な動物が減ると考えられる一方、「好きな種類の動物を選ぶ自由が減ってしまう」「逆に保護施設で最期を迎える動物が増えるのではないか」という声もあります。

 皆さんはこの条例についてどう思いますか?

まとめ

 アメリカでは州によって異なる対策が取られています。保護施設の存在は日本より知られていて施設から犬を引き取る人も多いです。犬猫の販売が禁止されている州もあります。

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