Let's
~お茶を知る・飲む・考える~

お茶の栽培

お茶の生産工程

お茶の生産工程は、大きく分けて3つあります。その工程。は、肥料を施すこと、防除すること、収穫することです。防除とは、農作での害虫の駆除、予防のことを言います。それらの工程。は、お茶の種類によってする季節が異なります。
そして11~12月は防除、しき草を敷いたりしてお茶の生産の準備をします。
一番茶は年の一番最初に収穫するお茶のことを言います。そのあとに収穫するお茶は順番によって二番茶、三番茶、四番茶のように名前が付けられます。

 お茶の名称  肥料を施す時期  防除時期  収穫時期
 一番茶  春の1~4月  11~12月  5月頃
 二番茶  春の1~4月  5月  6月頃
 三番茶  春の1~4月、6~7月  5~7月  8月頃
 四番茶  春の1~4月、6~9月  5~7月  9~10月頃
 秋番茶  春の1~4月、6~9月  5~7月  9~10月頃

お茶の加工

お茶の加工の仕方にも、いろいろな種類があります。その加工の種類は、大きく八個の、摘み取り、蒸し、冷却、粗揉、揉捻、中揉、精揉、乾燥に分かれます。

工程の名称 工程の内容
摘み取り お茶の葉を摘み取り、荒茶工場へ運ばれる工程。
搬入 摘み取った茶葉を素早く荒茶向上に運ぶ工程。
蒸し 茶の葉を蒸気で蒸す工程のことで、冷却は茶の葉の水分を取り除きならがら冷やす工程。
冷却 粗揉機の中にお茶の葉を入れ、熱風で揉みながら乾かす工程。
葉打ち 葉振いして水分を蒸発させる工程。
粗揉 茶の葉に力を加え水分の均一を図りながら揉む工程。
揉捻 茶の葉を再び熱風で揉みながら乾かす工程。
中揉 茶葉をまた揉みながら熱風で乾かす工程。
精揉 茶の葉に再び熱と力を加え、乾かしながら形を整える工程。
乾燥 茶の葉を十分に乾かす工程。
合組・計量 葉の数を均等にする工程。この工程が終わるとこれらのお茶は荒茶になります。


搬入(はんにゅう)

蒸(むし)

冷却(れいきゃく)

葉打ち(はうち)

粗揉(そじゅう)

柔捻(じゅうねん)

中揉(ちゅうじゅう)

精揉(せいじゅう)

乾燥(かんそう)

合組・計量(ごうぐみ・けいりょう)

仕上げ

生産者に刈り取られた茶葉は農協等に持っていき、荒茶となります。
そして卸売業に売って仕上げ茶になります。ここで生産者は収入になります。
仕上げの工程は以下の通りです。
仕上げの工程は主に三つあり、その工程は 選別、乾燥、包装に分かれます。
選別は、様々な状態でまじりあっている荒茶をきれいに整える工程です。
乾燥は茶をよく乾燥させ、茶の香りや味を引き出す工程です。
包装は仕上がった茶を軽量して袋に詰める工程です。

参考文献

写真 茶柱タツの本 伊勢茶推進協会 伊勢茶.net
取材時に使用許可をいただきました。
https://brain0.sakura.ne.jp/isecha/contact/tatuhon.php