Let's
~お茶を知る・飲む・考える~

お茶の価格低下

ペットボトル飲料の増加

高級な茶葉ではなく安いペットボトルのほうが手軽さがあり人気が出てしまったので急須で入れるお茶があまり飲まれなくなりました。 急須用の茶葉は一番茶で金額が高いことも買われなくなる要因のひとつです。 これにより、一世帯での茶葉消費量は2005年の約1140gから2021年には約760gまで減少してしまいました。
一番茶は金額が高いことも買われない要因の一つです。ですが、ペット飲料用の三番茶、四番茶は生産量が上がっています。
(一番茶からや四番茶があり、一番茶に近いほど渋くうまみが出て、四番茶に近くなるほど渋みが無く飲みやすくなる)
ペットボトル飲料にすると生産者にとってはあまり、もうからなくなります。(詳しくは消費者のお茶離れを見てください。)

お茶の肥料高騰、対策

農業に使う肥料はウクライナ情勢、中国の肥料輸出規制等により、肥料や、重油を多く使用するお茶産業にとって、原料費がとても高騰しており、生産者収支を圧迫しています。
そこで、対策としてJAでは肥料価格や重油提供を極力安くしたり国の補助金を活用したりしています。
JAや生産者段階では比較的安価な堆肥での代用や施肥設計を見直していますがJAの生産者段階での対策には、限界があり国による支援を強く要望してます。

コロナウイルスとお茶

コロナウイルスで会議やイベントごとが減りお茶の消費量が減りました。
未端(お茶販売店や旅館)での消費減少により、仲卸業者の買い付けも少なくなって買取価格も安くなりました。これにより生産者の生産意欲も低くなり生産量は減少しました。
現在では、一時期よりは旅行が増え、少しずつ需要が回復しています。
他にコロナウイルスによりJAでは生産者の作った荒茶を委託販売しますが、
コロナ過により生産者の納得のいく価格と卸業者の買付価格の差が大きく、前年までの数量や価格で販売することができず、苦労したらしいです。