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AIロボットとは

  1. AIロボットとは
  2. AIロボットの種類(介護)
  3. AIロボットの種類(農業)
  4. AIロボットの種類(製造)
  5. AIロボットの種類(医療)
  6. AIロボットの種類(物流・倉庫)
  7. AIロボットの種類(建設・建築)
  8. AIロボットの種類(飲食店)
  9. AIロボットの種類(家庭)
AIロボットとは

AIロボットとは、AIを搭載することで、動作しながら情報収取と分析、学習ができるようになった機械の身体をもつロボットのことをいいます。
多くのAI搭載ロボットには人間の視覚と同じスキルをコンピューターに与えるためのトレーニング「コンピューター・ビジョン」が適用されています。
人とコミュニケーションをとっているかのような動作や臨機応変な対応など、完璧ではありませんが人間と同じ様な所作で効率の良い作業ができるようになります。
また、 の業務を代行してくれる も、今後AIを実装することで、自ら考えて新たな業務をこなせるようになると考えられています。



AIロボットの種類

AIロボットと一言で言ってもその種類は様々で、多くの分野での活用が期待されています。
ここでは分野ごとに分けてAIロボットについて説明をしていきます。



介護

AIが排泄の予兆を感知してトイレへ促す排泄支援ロボットや、生活を見守る見守りロボットが実用化され、導入されています。
複数のカメラや生活に使われる家電機器を でつなぎAIが監視することで、生活行動が行われているか、異常行動はないかを見守り、異常が発生すればすぐに検知し知らせるといったものです。
今までは親族や介護職員が常に見守る必要がありましたが、AIロボットの導入によってその負担を軽減すると共に、異常が発生すればすぐ検知できるため、安心を提供することができます。



農業

ハウスの水やりや温度管理などを含め、今までは人間が手作業で管理していた様々な農作業をロボットがAIの判断に従って行うことで、安定した作物の管理ができるようになりました。
また、AIに管理されたドローンによって農薬や水の散布をすることもでき、ドローンの内蔵カメラで畑の様子を撮影した画像から農作物と雑草を見分けることで、雑草にのみ除草剤を吹きかけるといったことも可能です。
Iotと連携すれば、気象データや予報などをもとにした判断ができ、天候に左右されやすい農業の安定性が向上するだけでなく、農家の労働環境を改善できるなど、その効果は大きいでしょう。



製造

工場の製造ラインなどで活用されているロボットにAIを搭載しネットワークに接続することで、質の高い製造管理が行えるようになります。
AIロボットは、作業環境や材料の状態を認識し自分で判断して動きを調整できるため、人が判断して調整することがなくなり、ブレのない高い品質の生産ができるようになります。



医療

今まで外科で行っていた手術の一部を、AIを搭載したロボットが行うことができます。
ロボットは人間に比べて正確な細かい動きが行えるため、医師の資質や経験によって左右されていた手術の良し悪しが安定するのではないかと考えられています。
また、 をAIがアシストする研究も進んでいます。
ロボットが医療行為や治療内容を説明し、患者や親族の反応をAIが分析して理解度を数値化します。分析結果は医師にフィードバックされ、理解が不十分である場合は、医師からさらに詳しい説明がなされます。ロボットの説明をよりわかりやすくするために、ロボットにもフィードバックをすることも検討されています。
ロボットが医療行為や治療の内容を説明することで、現場の負担の軽減と患者の満足度向上が期待されています。



物流・倉庫

巨大な倉庫の業務を自動化するロボットが導入されています。
にAIを搭載することで、カメラの映像から人や荷物を認識して避けて進むことや、混雑状況を把握した上で効率の良いルートを計算して進むことができ、指示された商品のピッキングや移動を自動で行い、最終的に商品を従業員の元まで運ぶ一連の作業を担当します。
今までは大勢の作業員が行ったり、従来のAGVを使用たりするなどしていましたが、人件費がかかる、従来のAGVは指定されたルート上で人や荷物が検知されると止まってしまうなど、どちらも欠点がありました。
AIを搭載したロボットは商品の売れ行きや出荷情報などを含めて判断し、置き場を最適することもできます。 さらに、各国の港ではすでにAIが搭載されている港が多く、これからもっと身近な存在になると予想されます。

出典:国土交通省

輸出入迅速化等に向けたこれまでの取組と今後の課題」出典:首相官邸ホームページ



建設・建築

壁やドア、部屋などの3Dオブジェクトを組み合わせて図面を作成することができるBIM(Building Information Modeling)と、AIを連動させるシステムが開発されています。
ドローンやロボットが建設作業中の構造内を走査し、情報をBIMと比較をして、遅れや間違いがないかを判断、識別し、もし問題がある場合は施工管理者に警告を送るシステムや、設計者が敷地や建物の基本情報などを入力することで、AIが設計や施工プラン、概算コストをセットで作成できるシステムなど、施工ミスの減少、生産性の大幅な向上などが期待されています。
また、実際の施工にもAIが導入されており、施工や運転制御の精度を向上させることを目的として、複雑な作業を要するブルドーザーやダンプカーの運転をAIで自動化する研究開発が進められています。

出典:国土交通省



飲食店

AIを搭載した配膳ロボットの導入が進んでいます。天井にマーカーを貼ることで自機の位置を認識し、他のロボットの位置を把握して最適なルートで移動するロボットや、マーカーが不要で3時間ほど走行すればルートを記憶するロボット、様々な感情を表現し接客を楽しませるロボットなど様々な種類のものがあります。
また、AIを搭載したボイスロボットを活用するケースもあります。チャットロボットが注文を受け、 と連携して厨房に注文を伝えることができ、受付の省力化や注文の正確さが向上するなどの効果が期待できます。



家庭

スマートスピーカーやペットロボットなど、AIが搭載された家庭用のロボットはすでに広く普及しています。
スマートフォンやパソコンなどのデバイスにもAIが導入され、身近なものとなっており、私たちの生活に快適さや楽しさを提供してくれます。




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