文字サイズ

NABLAS株式会社

 

私達は、東大発AI総合研究所であり、「AIの人材育成から研究開発・社会実装までを手掛ける」というテーマを掲げAI分野における人材育成・研究開発・コンサルティングを行っているNABLAS株式会社様に取材をさせて頂き、質問をさせていただきました。

  1. NABLAS株式会社とは
  2. NSBLASって何をしている会社?
  3. 取材・質問内容
  4. 今回のご協力にあたって
    NABLAS株式会社とは
    『人が人らしく生きられる社会を作る』というミッションを掲げ、2017年3月に設立されたNABLAS株式会社。 NABLAS株式会社は、東大発のAI総合研究所としてAIの人材育成から研究開発・社会実装までを手掛け、先端的な研究開発の成果とビジネスを繋げながら、社会実装を目指し、進めていく会社です。

参考文献:NABLAS株式会社HP/出典:NABLAS株式会社

NABLASって何をしている会社?

参考文献:NABLAS株式会社様提供/出典:NABLAS株式会社

NABLAS株式会社では、不良品選別や作業自動化を含むIoTやロボット制御MBD(Model Based Development)などの 発展に伴う製造業における「外観検査AI」や、近年話題になっている生成AIによるフェイク情報を見抜く 「フェイク検知AI」、様々な大規模データを活用した「マルチモーダルAI」といった、最先端のAI技術を開発しています。 また、AI技術の活用だけでなく、それら技術を扱うAI人材の育成も行っています。

参考文献:NABLAS株式会社HP/出典:NABLAS株式会社

NABLAS株式会社は、AIインフラ構築支援ということで、AI開発の基盤を必要としている企業にAI開発の基盤をスピーディに構築するというサービスをしています。用途目的や利用環境に合わせて柔軟に設計構築するので、とても使いやすいと思いました。
取材・質問内容

↑取材した時の様子

出典:チームメンバー撮影

Q1.AIの悪用についてどう対応していかなければならないとお考えですか?

生成AIの悪用というものをどこまで人間が見極めていけるかも難しい領域になってきてしまっていて、当社は生成AIで作られたものを誤情報,偽情報として拡散しようとすることへの対抗技術として、生成AIによって作られた画像の特徴をAIで見極めるという取り組みを行っています。


Q2.AIがもっと普及することで今後どのような仕事が生まれ、無くなるとお考えですか?

ChatGPTが生まれてから、プロンプトエンジニアというプロンプトの書き方について研究する仕事ができたり、google検索が出てきて間もない頃にgoogle検索の仕方を研究する仕事があったのと同じように、何か新しいAIツールができたときに少しでも専門的な部分があると、そこを理解している人が自分たちのビジネスとして仕事にしようとするので、そういったものが新しい職業として現れる可能性があると思います。
また、作業を繰り返すような仕事がなくなり、それによって労働力集約的な事柄がなくなっていくと思います。
逆に、AIが普及することによってAIにできることの領域が増えていって、人間がよりAIにできないおもてなしなどの部分をカバーすることによって、お金を多めに払って人間のサービスを受けたいと考える一定層が現れて、人間の価値が上がると思います。つまり、AIじゃないことによる価値が生まれると思います。


Q3.AIの脅威(シンギュラリティなど)についてどうお考えですか?

シンギュラリティが起きるか起きないかということについてもいろんな学者さんが話し合っても結論がでていない領域です。
しかし、汎用的なAIがいつできるかによるとおもいますが、AIがSFチックな間違いを犯すことはないと思われていると思います。
ですが、AIがAIを生成したり、人間を超えるなどの事が起こったときに、人間が制御できる形になるかどうかは疑問です。
また、AIを利用した犯罪というのも1つの脅威になりえると思います。


Q4.AIを作る事においてのやりがいはなんですか?

AIは一見して何でもできるように思われがちですが、実際はそうではない為、やりたいこと,課題をしっかり設定して、それに特化したものを作らなければなりません。
本質的に困っていることを見つけだし、それの解決への道すじをロジカルに構築していくのが面白い部分だと思っています。
また、現在は大企業が様々な事柄に対応できる大きなモデルを作成していますが、そういう物が新しく出てきたことによって、それをどう組み合わせて、どう活用するかということも考えなければなりませんが、そういったことも面白いと思っています。


Q5.AIが今後普及していく中で、世の中はどのように変化していくとお考えですか?

初めに、ありとあらゆるサービスやものにAIが当たり前に搭載されるようになり、人々からAIを使っているという意識がなくなっていくという時代がすぐに来ると思います。
また、言語モデルを使うことでAIが言語を獲得したので、会話ができるようになった,対話できるようになったことは大きな変化だと思います。


Q6.現在、貴社様は新しいAIを作成し、他社に提供している状況かと思いますが、社内で導入しているAIはありますか?

仕事を便利にするための物としてAIを活用することがあります。
例えば、ChatGPTや自社で開発したマルチモーダルAIを用いた新たな検索システムなどを利用しています。


Q7.今後AIと人間が共生する為にはどのようなことが大切だと思いますか?

これからの時代、多くの人がAIを使用するようになると思いますが、AIは道具なので道具としての正しい使い方をちゃんと知っておくことは大事だと思ます。
また、ここから先は、AIとの付き合いかたというより、AIを誰もが利用できる中で、どう活用するかは個人の倫理によるように、人間としての倫理,リテラシーが重要だと思います。
これから先、AIに意識があると錯覚する人が増え、道具ではなく、生命体としてのAIとどう向き合っていくべきかということになるかもしれませんが、現時点のAIについてはやはり、道具としての使い方を理解し、人間としての倫理,リテラシーを持つことが重要だと思います。


今回のご協力にあたって
 

NABLAS株式会社様、そして取材やメールに応じていただきました木原様、滝様、この度はお忙しい中取材にご協力頂き、ありがとうございました。オフィスがとても綺麗でリラックスできる環境で仕事が出来ているのがとても憧れました。

※この文章はインタビューの一部を抜粋しています。





このサイトは 第26回全国中学高校Webコンテストに参加しています


このサイトは クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの元に提供されています。

サイトマップ