薬って、正しく使えなければ意味がありません。
ドラッグストアで自分の症状に合う薬を探しても、似たようなパッケージが並び、戸惑うことはありませんか?
高齢者や視覚に不自由がある人、文字が読みにくい外国の方にとっては、さらに大きなハードルとなっています。
一方で、OTC医薬品(市販薬)は15歳前後から使用できるものも多く、若い世代にとっても薬は非常に身近な存在です。
近年では、若者の間でオーバードーズ(過量服薬)が深刻な課題となっています。
本来、体の不調を和らげるための薬が、誤った使い方によって心身の健康を損なうケースも見られ、正しい選択・正しい使い方の重要性がさらに高まっています。
こうした問題を防ぎ、安心・安全なセルフメディケーションを支えるためにも、誰にとってもわかりやすく、安心・安全に使えるパッケージが求められています。
そこで注目したのが、年齢・障がい・国籍を問わず使いやすさを追求するユニバーサルデザインです。
薬のパッケージを、誰もが安心・安全に使える工夫の観点から見直し、未来にふさわしい『服薬支援デザイン』を提案していきます。
この取り組みは、SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」や、目標10「人や国の不平等をなくそう」とも深く関わっており、誰もが安心して薬を手に取れる社会の実現を目指しています。