ロート製薬株式会社は、「豊かで幸せな生活を送るための心身の健康に貢献し続けることがロートの最大の責務」と考えて活動されている会社です。スローガンの「ロートは、ハートだ。」は、人の情熱で心を動かし、世界を元気にしていくことを目指されています。 創業から126年の歴史があり、胃腸薬や目薬、スキンケア商品、内服薬、検査薬など、私たちの生活に身近な製品をたくさん生み出しています。最近では、再生医療や食の分野にも取り組んでいて、これからも新しい挑戦を続けられています。 社員一人ひとりが使命感を持って働き、お客様や社会のために行動することを大切にされています。ロート製薬はこれからも、人々の健康と幸せな生活を支える存在であり続けようとしています。
メンソレータムADブランドは、1990年に「メンソレータムAD軟膏」として発売され、時代のニーズにあわせて剤型や処方など進化を続け、長年多くの人に使われてきたかゆみ治療薬です。お客様から年間約800件のお声が届いており、その中には「乾燥の季節に欠かせないけれど、容器が開けにくい」といった実際の声をもとに容器や紙箱の設計を見直し、2022年に使いやすさを重視した新パッケージを開発されました。
ユニバーサルデザインのポイントは3つあります。1つ目は「ひとひねりで開けやすいフタ」です。以前は何回か回さないと開けられませんでしたが、120度回すだけで開閉できるように工夫されています。2つ目は「握りやすく、すべりにくい形状」です。容器に丸みをつけ、フタの高さを増すことで手のひらでしっかり持てるようになり、さらに細かいすべり止め加工がされているので、クリームを使った後でも開けやすくなっています。3つ目は「少ない力で開けられる紙箱」です。裏面に広い開封口を設けることで、指先に力が入りにくい方でも簡単に開けられるようになっています。
メンソレータムADクリームmのパッケージデザイン開発の過程では、障がいのある方や高齢者の方にも実際に試作品を使ってもらい、「力を入れなくても開けられる」といった意見を反映されています。多様な人の声を取り入れることで、誰にとっても使いやすいパッケージが実現しました。
メンソレータムADクリームmのパッケージデザインから私たちは「使いやすさを追求する姿勢」の大切さを学びました。薬は成分や効果が注目されがちですが、実際に使うときには人によっては「フタが開けにくい」「箱が開けにくい」といった不便さがあると、誰もが安心して使えないことが分かりました。ロート製薬はお客様の声を丁寧に取り入れ、フタをひとひねりで開けられるようにしたり、すべりにくい形に改良したり、箱も少ない力で開けやすい設計に変えています。これを実現されるのはすごいと思いました。
特に印象的だったのは、高齢者や障がいのある方にも実際に試してもらい、その意見を反映している点です。これは「誰もが安心して使えるデザイン」を実現するために欠かせない取り組みだと思いました。
薬の効果だけでなく「開けやすさ」「使いやすさ」を工夫することが、安心して薬を利用できる社会につながると感じました。私たちが未来社会に思い描く服薬支援デザイン構想にも参考になる事例だと思います。
参考文献及び参照日
ユニバーサルデザインを取り入れた新パッケージへ!ロングセラー商品“メンソレータム®ADクリームm”が技術を結集。
~お客様のご要望からスタート~|ロート製薬株式会社
(参照日:2025年8月2日)
ユニバーサルデザインを取り入れた新パッケージへ|ロート製薬株式会社 (参照日:2025年8月3日)
お客さま一人ひとりの声に、耳を傾け続ける企業でありたい|MIRAIRO (参照日:2025年8月3日)