ワイン
ワインって何?
ブドウを発酵して作られるワインは世界で一番始めに作られたお酒ともいわれています。なぜなら原料であるブドウには元々酵母が附着していて、さらに酵母を増やすための糖も
多く含まれているので、すぐに発酵をおこして酒になってしまうからです。
ワインの製法
ワインの製造法は白ワインと赤ワインで違います。赤ワインの色はブドウの皮の色です。また、ワインは生のブドウを使うため、ブドウの品
質や酵母の品質で味が変わってしまうため、日本酒とは違った難しさがあります。
赤ワインの製造法
赤ワインの赤をつくるためにブドウの茎を取り除き果汁と果皮を発酵タンクで発酵します。このとき、果皮を液の中に沈ませるように押さえつけることで色素や成分を抽出しま
す。
そして発酵が終了したワインは搾られ、そのあともう一度発酵され樽で熟成され赤ワイン
が完成します。
白ワインの製造法
まずはブドウの茎を取り除きます。そして同時に果皮を破り、搾り機に送ります。はじめのうち、果汁は圧力をかけなくても自然に流れ落ち、上級のワインはこれだけでつ
くられます。
次にこの搾って出来た汁に酵母を加えて15〜20℃でゆっくりと発酵させます。
ここの発酵度によって甘口、辛口がきまります。発酵を終了したワインはろ過して、樽で
熟成をします。
白ワインは白ブドウだけでなく、黒ブドウでもつくられます。
しかし、赤い色素を出さないようにするために果皮と果汁を接触させないようにします。
ワインは古いと美味しい?
10年前のワインや、30年以上前のワイン。「ワインは古いほど美味しい」と思っている人は多いと思います。
しかし、長い間の熟成を耐えることのできるワインはごくわずかで、さらにそのワインが
作られた年に出来たブドウが豊作で質の良いものであるかによっても変わります。
だから、「古ければ良い」、というものではないのです。