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 このページでは、今まで学んだことを踏まえて、地方自治の仕組みを少し詳しく学習します。

 今まで何度も学んできましたが、地方自治は住民が地方公共団体の長と、その地方公共団体の議会の議員を選挙によって選出します。このように、行政と議員の二つの機関の代表を住民が選ぶことを、二元代表制と言います。

 そして、地方自治の簡単な仕組みは次のようになっています。地方公共団体が予算や条例を勝手に決めることはできません。必ず議会に提出して議員に議決を求めます。このように議会には様々な議案が提出され議決を出しているのです。このようなやり取りは多くの場合、地方公共団体の議会のホームページに公開されています。皆さんは、見たことがあるでしょうか。

 また、地方公共団体の長は議会に対する解散指示を、議会は地方公共団体の長に対して不信任決議を行うことが可能です。どちらかが住民の意思に背くような判断を行うと、このような方法で、もう一度選挙が行われることがあります。

 地方自治では、住民が行政側(地方公共団体の長)と議会側(地方議員)を選びます。そのため地方自治では住民の意見が街づくりに反映されやすい制度なのですが、それは同時に私たち住民に「状況を把握して、しっかりと選挙をする」という責任があるという事なのです。今の社会はそれができているでしょうか?私たちは、自分たちのより良い暮らしを実現するために、地方自治のことをもっとよく知る努力が必要なのです。


























不信任決議…議会によって地方公共団体の長に対し、不信任決議がなされると、その長を解職できる決議のこと

解散指示…地方公共団体の長が、議会に対して、議会を解散する命令を出すこと
 
   
 
 
             
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