ここからは、今まで何度も出てきたので、もうわかっていると思いますが、二元代表制の重要なひとつの地方議会について学習します。
国には国会があるように、地方自治体には地方議会があります。地方議会とは、住民が投票して当選した人たち(議員)によって行われる議会です。具体的には、行政側のチェックを行ったり、住民の「こうしてほしい」という思いに応えた条例を制定したりしています。議会は原則、半分以上の議員が出席しなければならないという決まりがあります。
地方議会には、2種類あります。それぞれ定例会、臨時会といいます。 定例会は、条例で定められた回数だけ行われます。臨時会は、必要がある場合にのみ行われます。
臨時会を開く条件
・議員定数の4分の1の請求があった場合
・地方公共団体の長が議会で話し合うべき事件が起きた場合
自治体などの大きな権力は腐敗しやすいです。ですので、地方議会はとても重要なのです。
また、議長、副議長は議員の中から各1名を選挙によって選びます。しかし、議員に異議がない時は指名推薦の方法も認められいます。指名推薦の場合は指名された議員を当選者とするかを会議で話し合い、議員全員の同意があった場合に当選者となります。議長・副議長の任期は議員の任期となるため、大体は4年となります。 |
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指名推薦・・・特定の者が指名した者を,全員の同意によって当選と確定する選挙方式 |
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