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2011年3月11日14時46分に三陸沖に位置する宮城県牡鹿半島の東南東130q付近で深さ約24qを震源とするマグニチュード9.0の 東北地方太平洋沖地震が発生しました。
この地震は、日本国内観測史上最大規模で、震度は、宮城県北部では最大震度7が、福島県、茨城県などでも震度6強、また、遠く離れた関西地方でも震度2〜3が観測されました。その後の余震は、2011年5月末までに最大震度6強が2回、最大震度6弱が2回、最大震度5強が6回、最大震度5弱が23回、最大震度4が135回観測されました。
この大規模かつ震度の大きな地震が、津波を引き起こし、それが原発事故などにつながり、多くの被害をもたらしました。
東北地方太平洋沖地震が、これほど大規模なものとなった原因として、この地震の種類が海溝型地震であったことが挙げられます。
地球の表面はプレートと呼ばれる複数の岩盤で囲まれており、日本列島はこのプレートの境界に位置しています。
プレートは時間とともに少しずつ動いていますが、プレートの面の摩擦によって、プレートの境界面にひずみが何年もかけて蓄積していきます。
このひずみが限界に達すると、引きずり込まれていたプレートの先端が一気に跳ね上がり、地震が発生するのです。
(↑イメージ画像(メンバー作成))
海溝型地震の主な特徴は、1.大規模であることと、2.津波が発生する危険性が高いことです。
この地震による被災者は東北だけで約50万人に上り2018年9月現在、約4万4000人の人が避難生活を余儀なくされています。(出典:内閣府の防災ページ及びコミュタン福島の資料)