原発事故について知ろう 

原子力発電のしくみを知ろう

前ページでは、2011年の福島の原発事故でどんなことが起こっていたのか説明しました。このページでは原子力発電所の仕組みを見ていきましょう。

〜原子炉の中で起こっていることを見てみよう!〜

≪原子力発電の仕組み≫

※以下の画像は全てメンバー作成のイメージ画像です。

@核分裂を起こしやすい物質(例:ウラン235)に中性子という物質をぶつける。

※核分裂を起こすことで、大きなエネルギーが発生し、そのエネルギーが発電に使われています。

A原子核に中性子がぶつかることで、陽子や中性子の結びつきが弱くなり、原子核が2つに分裂する。

B原子核が2つに分裂すると、ウランより質の小さい原子核(とても人体に危険な物質)といくつかの中性子ができる。

※人体への危険性については次のページへ!
このときに発生する大きなエネルギーを電気として取り出すのが原子力発電です。

・・・Bでできた中性子が再びウラン235にぶつかり、@〜Bが繰り返されることでエネルギーを供給しています。

このような仕組みを持つ原子力発電ですが、建設や運営には賛否両論あります。長所と短所は以下の表のとおりです。

≪原子力発電所の長所と短所≫

※補足※原子力発電の長所には、燃料を繰り返し使えるという長所がありますが、実際に長所をいかす取り組みは進んでいません。

【福島県では…】
福島県では、原発事故で大きな被害を受けたことから、原子力エネルギーに依存しないエネルギー利用を推進しており、2040年頃には県内エネルギー需要の100%相当量を、再生可能エネルギーで生み出すことを目標に、再生可能エネルギーの導入拡大を進めています。
実際、私たちが訪問した時には、たくさんの太陽光パネルが設置されていました。
↑土地一面に広がるソーラーパネル(現地にて撮影)

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