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1日目
福島に到着してから、昨年もお会いした福島大学特任教授の天野和彦先生から、当時の避難生活の状況についてお話を伺いました。
2011年3月、福島には雪が降っていたため、厳しい寒さだったそうです。また、感染症が流行するなど命に関わることもありました。避難所の通路やお手洗いの前まで人が溢れており、子供や高齢者の負担は特に大きかったようです。
当時の状況を伺った後、天野先生は避難所運営には何が大切なのかをお話ししてくださいました。
避難所の使命は「いのちを守る」こと、すなわち震災関連死を防ぐことだそうです。
そのためには「交流と自治」の視点が大切だということでした。人の交流の場を設けるために、喫茶店のような場所が作られたり、住居エリアごとに自治会が作られたりしたそうです。
私たちは、実例をもとに、講話の後、「さすけなぶる」という避難所運営のシミュレーションを行いました。災害時の避難生活など、いざというときには、マニュアルだけでなく、その場でうまれるコミュニティが大切だと感じました。