私たちにできること

伝えよう

2.自分の意志を持ち、伝えていこう

皆さんは「原発事故があった」という事実をどのように考えていますか?

「原発はもう反対」
「でも原発がないとエネルギーが…」
「現地の人は可哀想だけど、自分たちに被害が及ばなくてよかった」
「現地が今でもとても心配」

など様々な意見があることと思います。

参考:「アンケート調査」【原発に関する質問Q3結果】

実は原発事故は人災だったという見方があります。人が原因で起きた災害、つまり、本当は起きなくて良かった災害です。なぜなら、原発は人が建てたものだからです。
福島を訪問した時、ナビゲーターの先生が「原発事故の責任は私たち世代全ての大人に責任があります」と仰っていました。原発事故に賛成した人、原発事故に反対していない国の政策を支持する人、選挙に行った人も行かなかった人も、無関心だった人もです。 もちろん原発事故に反対すればいいというものではありません。しかし、原発を使うということは、同時に私たちに責任が生まれるということです。

これからの社会は私たちが担っていくことになります。

私たちが大人になった時に原発事故が起きてしまったらその責任は私たちが担わなければなりません。
「私たちが担う責任」と「次世代へ何を遺したいか」を考慮して、私達は根拠や知識をもったうえで、自分の意志を持って選挙などを通してその意志を伝えていかなければなりません。

1番いけないのは「無関心」であることです。

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