販売業者の問題 2/2
解決のために
こういった現状を解決していくために、2021年6月から改正動物愛護法が施行され、動物の飼育に関して数値基準が設けられました。
これにより、ペットショップやブリーダーに対して、従業員一人当たりの飼育できる犬や猫の頭数が定められたほか、動物たちの身体的負担の軽減のため、ケージの大きさの規定・年に一度の健康診断の義務付け・一生のうちに交配させられる回数の制限も設けられています。
また、解決が必要な側面もはらんでいますが、犬猫販売者向けの法律もありますので興味のある方は見てみてください。
どうして具体的な基準が必要なの?
今まではこういった具体的な数値制限がなかったため、告発を受けて行政が立ち入り調査をしたとしても「不適」と判断することができませんでした。
そのためこのような数値基準が設けられることはとても意義があるのです。
また、具体的な基準とそれに伴う罰則を法律として定めることで、悪質な業者の撤廃につながります。
まとめ
販売業者には、利益を重視するあまり動物を適切に世話しないという問題があります。また、売れ残った動物をお金目当てで引き取る「引き取り屋」という悪質業者も問題になっています。
こうした問題を解決するためには法律で抜け道のない具体的なルールを定めることが求められます。