UIってなに?

先述したとおり、UIとはユーザーインターフェイス(User Interface)の略称です。「ユーザー」は「使用者」のことを指し、「インターフェイス」という言葉は「境界面」という意味を持っているため、UIは「使用者」と「もの」が情報をやりとりする時の「境界」を意味しています。 そのため、コンピューターにおいては、ソフトウェアはもちろんのこと、キーボードやモニターなどのハードウェア(本体)もUIと言うことができます。 UIを改善することで情報のやりとりがスムーズになるので、直感的にコンピューターを操作できるようになります。

近年、UIが重要視される機会が増え、システム開発者だけでなく、利用者にもUIの存在が認知され始めています。実際、本校の生徒にアンケートを取ったところ、およそ半数が「UIという言葉を聞いたことがある」もしくは「説明ができる」と答えました。

ソフトウェアのUIには、いくつか種類があります。

CUI(Character User Interface)はキーボードによる文字の入力だけで操作するUIです。操作するには専門的な知識が必要で直感的な操作はできませんが、操作できる人は複雑な処理を素早く実行できるので、システム開発者によく好まれています。

GUI(Graphical User Interface)は画像やアイコンなどで表現された、視覚的に操作するUIです。普段日常生活で操作するアプリやWebサイトのほとんどがGUIです。主にUIデザインというのは、より人間が直感的に操作できるようにアプリの見た目や設計などを改善することを意味します。

VUI(Voice User Interface)は声などの音声で操作するUIで、その一例を挙げると、Googleの音声検索システムや、Amazonの「Alexa」に代表されるスマートスピーカーはVUIに含まれます。