人への影響①

目次


ノイローゼ

ノイローゼという言葉を聞いたことがありますか? 歌の曲名になったりもしていますが、ノイローゼとは何でしょうか?

 ノイローゼとはストレスなどが原因となり心のバランスが崩れることで起きる、生活に支障をきたす病気のことです。 日々のストレスから胃痛がしたり、呼吸が乱れたりなどの症状が見られるようです。

  そのストレスには様々な問題が当てはまりますが、今回は騒音でのストレスとしてみていきます。


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ストレス

 ストレスとは、外部からの刺激によって内部に起こる反応です。音も当然外部からの刺激なので、ストレスになりえます。 日々の疲れが溜まっていたりすると、自律神経が乱れ刺激に敏感になります。さらに、音楽や雑音を聞き取る右脳でなく言語を聞き取る左脳で 音を捉えるようになることでより騒音がストレスとなります。

 もちろん、本質的な音とは違った、嫌いな人の声や陰口を言われているのではないかという不安から、人の声がストレスになることも考えられます。以下は、ストレスによって引き起こされる症状の一覧です。

  • やる気・集中力の低下
  • 気持ちが沈む
  • 何を見ても興味がわかない
  • 体の節々の痛み
  • 頭痛
  • 肩こり
  • めまいや動悸
  • 治療

     ノイローゼは神経病の一つですので、精神科などに行くことがおすすめされ、抗うつ剤や抗不安剤などによる薬物療法と、 認知行動療法などの精神的用法などによって治療されます。ですが精神的な病気は、はっきりしていない部分も多くあるため この治療をすれば治るなどといった確証的なものはありません。

    耳鳴り

     耳鳴りとは本来ならば聴こえないはずの音が聞こえる状態です。この症状がでるのは難聴の兆しです。 一般的に耳鳴りの症状が顕著になるのは60代以降ですが、 近年では男女ともに40代以降から症状が顕著になることがわかりました。 そして大きな原因の一つが騒音です。

    騒音性難聴・音響外傷

     まず騒音性難聴とは文字通り騒音によって起こる難聴のことです。 そして音響外傷とは、非常に大きな音を聞いて起こる難聴のことです。 2つの異なる点としてはまず音の大きさ、そして時間です。 騒音性難聴は長年聞き続けて起こり、音響外傷は短時間で起こります。

    メカニズム

     耳の内側にある有毛細胞という脳に信号を伝達する役割を持つ細胞が継続的に大きな音を受けることでダメージを受け、本来の役割を果たせなくなり数を減らしていくことで 起こります。

    治療

     予防策としては、耳栓をするなど何かしらの形で大音響でのダメージを少なくすることができます。 もし耳鳴りが続くようなら病院にいきましょう。音響療法あるいはTRTと呼ばれる治療を受けることができます。



    脳の発達への影響

     先程言ったように、騒音は脳にストレスを与えます。ストレスを与えられた脳は脳内神経伝達物質を排出、 血圧などが上昇します。その結果、心臓発作などのリスクが高まります。

     また小さな子供に限定してみると、聴覚過敏や発達障害のおそれもでてきます。 しかし音がなければいいわけではないので適切に管理し見守ることが大切です。



    睡眠妨害

     また、夜に騒音が激しいと睡眠の妨げになる可能性があります。まぁ、当然ですよね。 騒音への規制を時間帯ごとに区切って設定するなど工夫が施されています。



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