超音波の利用

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 超音波は、科学技術の発展とともに様々な利用方法が確立され、幅広い場面で使われています。ここでは、その目的ごとに分類しまとめました。

洗浄

 超音波洗浄と言い、水を使う洗浄方法であり 超音波によりできた無数の泡が押しつぶされ衝撃波を生じ、汚れを落とします。 従来の洗濯方法と比べ、洗いたくても洗えない複雑な形状をしたものや、小さくて洗えないものなども 汚れを落とすことができます。 また、非常に短時間で汚れを落とすことができます。



切断

 超音波カッターと言い、刃先に加えた振動による摩擦熱で材料を切断します。 通常のカッターでは切断しにくいゴム製品や不織布なども切断することができ、 なおかつ騒音や煙を出しません。

接着

1)超音波接合・・・金属同士を押しつぶして接触させ、超音波で高速に振動させ擦り合わせて接合させる技術です。 異なる金属同士でも可能であり、既存の工法では発生する金属の層も出ません。

2)超音波溶着・・・溶着工法の一つであり、超音波に加え圧力を加えることにより強力な摩擦熱を発生させ、対象物を結合させます。
・リサイクルが容易⇛環境に優しい、
・消費電力が少ない
などのメリットがあります。

センサー

 超音波センサと言い、超音波を使用して時間を計測することで 対象物までの距離を測ることができます。 そして超音波なので、その対象物はガラスや液面でも、多少のホコリや汚れがあったとしても 検出が可能です。 例えば魚雷探知機で魚群の場所を見つけたり、車のバックソナーなどに使われたりしています。



答え 超音波洗浄



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