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 光の魔術師、モーションブラー
 
 
 被写体が動いて生じたぶれのことを被写体ぶれ、もしくはモーションブラーといいます。このぶれは一見失敗のように見えますが、被写体と撮り方を変えることで面白い作品を撮影することができます。
 
 たとえば夜の高速道路を、三脚でカメラを固定した状態で遅めのシャッタースピードで撮影すると光の線ができます。これもモーションブラーと同じ原理ですが、立派な一枚の作品になります。他にも、ライトのついた観覧車やジェットコースターでも面白い写真が撮れると思います。
 
 この撮影方法をつかって二人以上で遊ぶこともできます。まず、長時間撮影のできるカメラ、三脚、懐中電灯もしくはペンライトを用意します。これをもって真っ暗な場所に行き、三脚にセットしたカメラで撮影する範囲を決めます。この時のカメラの高さはアイレベルで、範囲は懐中電灯を持った人が大きく腕を回しても画面からはみ出ないくらいの位置にカメラをセットしてください。撮影者がシャッターボタンを押したら、懐中電灯を持った人はカメラのほうにライトを点灯し腕を動かします。するとその腕の動きと同じ光の線が描けます。カメラとライトと三脚があればできるので、小さな子供が一緒でも遊べます。インターネットで「PikaPika 写真」と検索すると、光の線を使った様々な人の作品が見られます。「PikaPika」は動画もあるので興味のある人は調べてみてください。
 
               
   
     
   
       
   
   
   
   
   
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