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 被写体が、幻想的に強調されます
 
 
 接近とはその名の通り、被写体に接近(ズーム)しながら写真を撮影する方法です。この撮影方法は、シャッタースピードを遅く設定できるカメラかつ、ズームリングのカメラでないとできません。シャッタースピードをすごく遅くしたうえで、シャッターを切ると同時にズームリングを一気に回すと、マンガの中でよく見る、効果線のようなものが写ります。簡単にいうと被写体の残像が残ります。シャッターを切る際に、一気にズームリングを回しきらないと、線が一直線にならなかったり、ガタガタになってしまうことがあります。きれいな一直線にすることはなかなか難しいですが、何度もチャレンジして、きれいな線が出るように頑張ってみてください。また、撮影時には、ズームリングを回しながらの撮影になるため、ブレてしまうことが多々あります。そんな時は何度も撮影したり、ファインダーでの撮影にして、頭も使って支えて撮影するとブレにくくなります。三脚などを使ってブレをなくすのも一つの手段だと思います。
 
 マンガでも使われる効果線は写真でも同様で、被写体に注目させるような効果があります。もちろん、普通の被写体でもこのテクニックを使えば迫力のある写真になりますが、イルミネーションや、光っているものにこのテクニックを使うことで、光が伸びるような写真になり、より面白くなります。また、走っている電車や自動車を正面から撮りたい人は、止まっている状態の被写体にこのテクニックを使ってみても面白いかもしれません。実際には走っていなくても、効果線ができることで、まるで被写体が走っているかのような写真を撮ることがができると思います。しかし、駅のホームに降りて、止まっている電車を撮影するなんてことは絶対にしないでください。
 
               
   
     
   
       
   
   
   
   
   
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