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 影だけど人の存在感を出したいときに効果的
 
 
 シルエット表現はホワイトバランスを変えるチャンスです。空などのハイライトをバックにさせて被写体を影絵にさせます。本来撮るべき被写体が黒につぶれているので、被写体の色の変化を気にする必要がありません。ですので、シルエットにすると、ホワイトバランスを変えても不自然な写真にさせない、影響を与えないというメリットがあります。また、ホワイトバランスで背景の色をコントロールし、自分の求めるイメージに近づけていくことができます。シルエットを撮るときは色を思い切り変えても面白いです。空だけでもきれいですが、太陽が入っていると、太陽もホワイトバランスで色が変化するのでより幻想的になります。シルエットは何気ない光景も劇的に変え、ドラマチックにしてくれます。シルエットの技法には、ほかにも重圧な雰囲気を写真に出させるという方法もあります。これを使うことにより被写体のシャープさをプラスさせることができます。
 
 さらに、シルエットをフレームのように配置する方法もあります。この方法は、空などの背景の色を撮る普通のシルエットとは違って、シルエットの奥に被写体を配置します。そうすることで被写体に目が移りやすく、存在感のある写真を撮ることが出来ます。
 
 このようにシルエットはいろいろな撮り方があります。夕焼けや朝焼けの赤と青の混じった空や、晴天の日の真っ青な空など撮影チャンスはたくさんあります。また、夕焼けや朝焼けは時間によって色も変わるのでたくさん撮って楽しんでみてください。
 
               
   
     
   
       
   
   
   
   
   
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