GM食品の安全性
GM商品は食べても本当に安全なのか?・・・というのがGM食品に対する消費者の考えでしょう。
ある遺伝子が作物に導入されて、私たち人間が今まで食べたことのないタンパク質や遺伝子を体内に取り込むことになるのですから、
不安が尽きないのは当たり前のことでしょう。
そのため日本では、厚生労働省が徹底的に安全性評価を行っています。
*安全評価のポイント*
@ 導入した目的遺伝子が作り出すタンパク質に毒性やアレルギーを引き起こす物質(アレルゲン)がないか
A 抗生物質体制遺伝子が作り出すタンパク質に毒性やアレルゲンがないか
B 新たに作り出されたタンパク質が、胃液や腸液・加熱処理時に、働きを失って残留しないか
C 元の植物と比べての、栄養素の含有量・栽培特性・毒性物質含有量に変化がないか
GM作物の世代交代
科学的な根拠や知見に基づいてGM作物の安全性を評価しても、
消費者の中には不安もつ方が多い。
そこで、消費者に直接メリットがないGM作物ではなく、味の良さや栄養価の高さを強調するなど
栄養成分を改変したGM作物が作られるようになった。
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