創造力についての解説ページ

創造力

STEAM教育は、単なる「理科の実験」や「ものづくり」の延長ではありません。これからの社会で必要とされる本質的な力を育てる教育です。その代表的な能力のひとつが 創造力 です。

創造力とは何か?

創造力は「ゼロから何かを生み出す魔法の力」ではありません。次のような力です。科学・技術・工学・アート・数学など、さまざまな分野の知識を横断的に使いながら課題を解決することで、独自のアイデアや方法が自然に生まれます。つまり、創造力は「知識 × 経験 × 観察 × 工夫」の組み合わせから育つ力です。

STEAM教育における創造力の定義と育成プロセスを説明する図。創造力はゼロから生み出す力ではなく、既存の知識・経験・観察を組み合わせて新しい価値を創造する力であるとされ、STEAMの横断的な学びを通じて自然に育まれる。

STEAM教育で創造力が育つ理由

STEAM教育では、子どもたちが自分で考え、試し、改善する経験を積みます。材料を工夫する・設計を変える・表現方法を選ぶ・見た目のデザインを考えるこの一連のプロセスそのものが、創造力を徹底的に鍛える仕組みになっています。知識を覚えるだけでなく、アイデアを形にする実践 の中で創造力が育つのがSTEAM教育の大きな特徴です。

実例:紙の橋ワークの場合実践ワーク:紙の橋の強さ実験はこちら

折り方を変える・紙を丸める
→ 材料の特性を理解しながら自由に試すプロセス。

梁(はり)を追加する/三角構造にする
→ 構造的工夫によって強度を高める課題解決型の思考。

ここで大切なのは、「もっと強くしたい」という目的が、自然に発想力を引き出す という点です。学習目標が明確であることで、子どもは自分のアイデアを働かせ、試行錯誤するようになります。紙の橋ワークは、材料の工夫・設計変更・表現の選択を体験できる典型的なSTEAM教育の活動であり、この過程そのものが創造力を鍛える仕組みになっています。