仮説・予想を立てる
問いを設定したら、次は仮説をつくる段階に進みます。 仮説とは、「こうすればうまくいくのでは?」という自分の考えに理由を添えた予想です。単なる当てずっぽうではなく、観察・知識・経験から導かれる“根拠のある見立て”であることが大切です。
仮説づくりの型
まず、見たり調べたりして気づいたことをふり返り、そこから「何がわかったか」を整理します。そのうえで、「だから〇〇するとよさそうだ」と自分の考えをまとめ、「△△という結果になるはずだ」と予想します。このように、観察・知識・経験をもとに順番に考えることで、根拠のある仮説を立てる力が育っていきます。仮説とは、「こうすればうまくいくのでは?」という自分の考えに理由を添えた見立てであり、探究の次のステップへ進むための大切な手がかりになります。この型を使うことで、理由と予想がつながった“筋の通った仮説”を立てることができます。
具体例実践ワーク:紙の橋の強さ実験はこちら
例えば、橋の強度を考える場面では次のように仮説を立てられます。
- 「橋は三角を入れると強くなる」
- → 三角形は形が崩れにくい(知識)
- → 折れ曲がる力に強い(経験・理解)
- → よって強度が上がるはず(予想)
このように、理由を伴う予想が“仮説”です。
いい仮説のポイント
いい仮説には次のようなポイントがあります。
- ① 根拠がある観察・知識・経験に基づいている。
- ② 検証可能である実験や試行で確かめられる具体性がある。
- ③ 因果が明確である「何をすると」「なぜそうなるか」が説明できる。
- ④ 修正可能である違う結果が出ても、仮説を見直せる柔軟性がある。
これらの条件を満たすことで、仮説は次の実験・検証に進むための確かな道しるべとなります。仮説を立てることで探究の方向性が明確になり、結果をもとに論理的な振り返りができるようになります。
仮説を立てる意味
仮説を立てる意味には次のようなポイントがあります。
- ① 探究の方向性が明確になる。
- ② 結果をもとに論理的に振り返れる。
- ③ 次の改善につながるというメリットがあります。
STEAM教育では、仮説 → 実験 → 検証 → 改善というサイクルを回すための“スタート地点”として、仮説づくりがとても重要です。