Sleep Rest Clinic 幕張の 岩根 隆太 院長先生にインタビュー


 千葉市美浜区にあります「Sleep Rest Clinic 幕張」の岩根隆太院長先生に、LINEビデオ通話にてインタビューさせていただきました。 お忙しい中、とても優しく丁寧な対応をしていただき、本当にありがとうございました。

 

1.精神科・睡眠外来の道を選ばれた理由を教えてください

初めは外科や耳鼻科でした。しかし治療をしていく中で、
何をやっても治らなかったり、原因が解明できない患者様に出会い、
体を診るだけではなく、その方の心を診よう
と 勉強しました。
心と体は密接に関係していて、心が弱くなると体が病気になり、体が病気になると心が病気になります。

また、千葉県では睡眠外来がなく、睡眠に関しては老若男女年齢問わず、みなさんのお力になれるのではないかと思いました。


2.患者様の年齢層を教えてください

男性:40~50代くらい
女性:45~55歳くらい(閉経の関係もある)
が多いです。

 ただ男女問わず、10代~90代といった幅広い年齢層の方がクリニックを受診されます。

 
 

3.悩みの原因は何が多いですか


   主に対人関係が多いですが、自覚されていない方も多いです。
    また、身体の問題で眠れない方もいらっしゃいます。


4.仕事でのやりがいはなんですか

 患者様が元気になった姿を見ること、また、それを話に来てくれることがとても嬉しいです。

5.患者様とお話をされる際、気をつけていることはありますか

 丁寧語で小さい子供などでも緊張させないような言葉遣いを意識しています。

 しかし、コロナ禍になりマスクをしていると、表情が読み取りづらく、相手が何を求めているかわかりづらくなりました。
患者様を診ていく中で、目が一番大切ですが、顔の全体の表情はとても大切です。
(※先生の声のイントネーションや言葉遣いは、中学生の私達にも 優しく、理解してくださる姿勢が感じ取れました。)

 

6.コロナ禍での患者様の変化はありましたか

 コロナ禍では自宅に居る時間が長くなり、睡眠のバランスが崩れて落ち込んだりする方、神経が過敏になっている方が多かったのですが、 経過と共に最近は減ってきています
(※私達もオンラインでの授業になったり、自宅から出られないことが多く、 友達や先生に会いたいな、授業受けたいなと思いました。)

7.質の良い睡眠を取るためにはどうしたらいいですか

 寝る前は考え事をしない(ベッドを考える場所としない)
→どうしても考えてしまうことがあれば、一旦起きて、飲み物を飲んだり何かを食べてみたしても
いいと思います。


 寝る一時間位前に体を温める(お風呂など)
→人間は体の体温が低くなると、睡眠ホルモンが出やすいので、お風呂は一時間前に入るのがいいです。
寝る時間にはだんだん冷めてくるので、睡眠ホルモンが出て寝やすくなります。
(※寝る前にヨガをやられる方もいらっしゃるそうです。
ただ、ハードなヨガは逆効果になるのでヨガやストレッチなど寝る前にやる方はほどほどにしましょう。)


インタビューをさせていただいて・・・

 今回私たちは、老若男女問わず誰でもかかりえる睡眠障害に対して、スペシャリストの
先生に取材のお願いをしました。クリニックは駅前にあり、 周りにはたくさんの企業様のビルや学校がありました。産業医もされている先生とのお時間はとても貴重でした。

 アメリカの大手企業には必ず1人の産業医がいるということを聞いて、日本も もっとたくさんの企業様が産業医を採用してくれたらいいなと思います。今回のインタビューで、年齢問わず、相談できる環境が必要であると、とても大切なことを教えていただきました。

 人間が身体的な病気になるのと一緒で、精神病は決して心が弱いのではなく、病気だということを知り、精神科を受診するハードルが下がりました。

 悩み事や心配事は、心の病気に繋がるため、誰かに頼ることも必要です。
そのため、誰かに悩みを打ち明ける、専門の先生を受診することがとても大切だと思いました。

 岩根院長先生、クリニックの関係者様、終始丁寧なご対応に感謝いたします。取材を受けていただいてありがとうございました。

画像はこちらのホームページからの引用で、直接許可をいただきました。
Sleep Rest Clinic 幕張 HP

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