双極性障害
双極性障害とは
ハイテンションで自信が湧き上がり、極端に活発になる時期を指す躁状態と、落ち込んだり、憂鬱で無気力なうつ状態を繰り返すという病気です。
躁状態では本人には病気の自覚がないので、うつ病と間違えてしまう可能性があります。なので、周囲の人は早く気づくことが大切です。
うつ病だけの治療だと双極性障害を悪化させてしまうかもしれません。躁状態とうつ状態との切り替えには特に規則性はなく、数ヶ月だったり、数年だったりと人それぞれです。
双極性障害はうつ状態のときの死にたいと思ってしまう位重く苦しい気持ちに加えて、躁状態のときの自分への嫌悪も加わるので、更につらくなってしまいます。
また、治療をせずに放置してしまうと躁状態とうつ状態の周期が短くなってしまいます。
双極性障害の患者の頻度は1000人に4〜7人弱とうつ病に比べると少ないと思われます。
双極性障害は薬物療法を中心に組み立てていきます。
躁状態の特徴
躁状態の時の主な症状
・睡眠時間が少なくても平気
・人の意見を聞かず、話し続ける
・根拠のない自信が出てくる
・初対面の人に話しかける
・元気になった気がする
・アイデアが湧き上がってくるけれど、最後までやり遂げることはできない
うつ状態の特徴
うつ状態の時の主な症状
・憂鬱に思い、無気力になる
・やる気がでず、引きこもる
・疲れやすく、食欲がなくなる
・死にたくなってしまう
双極性障害かな?と思ったら
双極性障害は、躁状態の時自分では大丈夫だと思いがちになり、「ただちょっと病みやすいんだよね」くらいで流すケースが多いです。我慢しているとどんどん自分を塞ぎこんで辛くなるので、少しでも自分の症状が双極性障害に似ているなと思ったら、ぜひお近くのクリニックに行ってみてください。