日本の政治体制のいいところ

日本の政治体制について学びました。
では、日本の政治体制の良いところは、どんなところでしょうか?


民主主義のいいところ


ひとことメモ

民主主義:
市民が直接、もしくは自由選挙で選ばれた代表を通じて、権限を行使し、市民としての義務を遂行する統治形態


  1. 多数派の意思を尊重する一方で、個人や少数派集団の基本的な権利を擁護できる。

  2. 全権が集中する中央政府ができるのを防ぎ、政府機能を地方や地域に分散させることができる。

  3. 言論や信教の自由をはじめとした、基本的人権が認められている。

  4. すべての市民に対して、自由で公正な選挙を定期的に実施することができる。

  5. すべての市民が法の下で平等な保護を受けることができる。

  6. 市民の権利と自由を保護しつつ、政治制度に参加できる。



議院内閣制のいいところ


ひとことメモ

議院内閣制:
内閣の組織と存続の基礎を国会に置く制度のこと。

内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で指名されます。
また、内閣は、行政権の行使について、国会に対し連帯して責任を負うものとされており、 衆議院で不信任を議決されたときは、衆議院を解散するか、あるいは総辞職をする決まりがあります。


  1. 政権運営が安定化する

  2. 内閣と与党は一体ではありませんが、内閣は国会の多数派が成立させたものであり、 内閣が行なう政策や提出した法律案が否定されることは極めて稀で、安定した政権運営が可能となります。


  3. 国会が内閣総理大臣を解任できる

  4. 国会が内閣の行なう政治を信任できず、内閣の存続を許容できない場合も生じ得ます。
    その際、国会は内閣に退陣を求めることができます。
    そして衆議院は、内閣不信任決議案を提出することができます。 これが可決されると、内閣は衆議院を解散するか、総辞職しなければなりません。
    いずれを選択しても、現任の内閣総理大臣はその地位を失うことになります。
    内閣が国会の信任を失ったときの具体的な対応策があることは大切です。


  5. 与党と野党が明確に別れる

  6. 議院内閣制においては、「内閣を信任し成立させる多数派」が与党と呼ばれます。
    内閣と与党の協働により、内閣は政策を明確に提案することができます。
    このことにより、これに賛成しない議員が集団化されやすくなり、野党が構成されます。
    こうして与党と野党が明確に分かれ、国会の議論の活発化が期待できます。




立憲君主制のいいところ


ひとことメモ

立憲君主制:
三権分立の原則を認めた憲法に従って、君主の権力が一定の制約を受ける政治体制。


  1. 日本では天皇を主権者ではなく象徴としているので、 君主も憲法に逆らえない状態を作ることで君主(王や天皇)の権力の暴走を防ぐことができます。



三権分立のいいところ


ひとことメモ

三権分立:
国の権力を立法権・行政権・司法権の三つに分ける仕組み。


  1. 三権が相互に抑制し合うことによって、権力の濫用(らんよう)を防ぎ、国民の権利や自由を守ることができます。



参考文献

・AMERICAN CENTER「民主主義の原則」 https://americancenterjapan.com/aboutusa/translations/3077/
・政治ドットコム「議院内閣制とは?」 https://say-g.com/parliamentary_cabinet_system-80
・日本史辞典.com「立憲君主制とは」 https://nihonsi-jiten.com/rikken-misyusei/
・参議院「国会の仕組み」 https://www.sangiin.go.jp/japanese/kids/html/shikumi/index.html#:~:text=%E5%9B%BD%E3%81%AE%E6%A8%A9%E5%8A%9B%E3%82%92%E7%AB%8B%E6%B3%95,%E5%88%86%E7%AB%8B%E3%82%92%E3%81%A8%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82