#雑談

🖋タカヒサ

2023/1/4

私たちの翻訳事情


こんにちは。

タカヒサです。


本日のブログでは、私たちがウェブサイト「未来プリンター」の英語版ページをどのように作成したのか紹介します。


↑英語版ページの写真


まず初めに、前提としてなのですが、私たちのチームには、


まともに英語が喋れる人がいませんでした!!!


チームを結成した当初は、「後々英語版のウェブページを作らなきゃいけないこと・それも踏まえてチームを組むべきであること」を、誰一人として考えていなかったのです。


一応チームメンバーの英語の実力としては、


・リーダー リク(高2):受験生で絶賛英語勉強中

・サブリーダー ユウタロウ(中1):英語の成績結構良い

・システムリーダー タカヒサ(高2):テストの点数は良いが海外経験無し

・コーディングリーダー リュウシン(高2):ついこの間、初のホームステイを経験


といった感じで、外国人やハーフがいるとか、帰国子女がいるとか、ズバ抜けて英語ができるやつがいるとか、そういったことは全くございません...


そこで私たちは、一次審査に作品を提出した後、今後二次審査に向け英語版ページを作るにあたって、3つのプランを立てました。

(ちなみにこの時はまだ、二次審査結果発表前だったため、大会事務局の方から、英語版ページ作成に関する具体的な注意事項については、ご連絡いただいていませんでした。)



プランA

学校の英語科の先生にまるごとお願いする


実は私たちが所属する部活、「電子技術研究部」は、兼ねてから世界進出を目標としており、パソコン系の部活であるにもかかわらず、二名も英語科の先生が顧問に付いてくださっています。ですので以前より、この英語版作成のために、冬休み頃になにかお願いすることがあるかもしれないという話はさせていただいており、快い返事をいただいていました。


しかしまあ、流石にチームメンバーでよく話し合った結果、「まるごとお願いしてしまおう!」というのはあり得ないという話になりました。まあプランとして出てきただけ、今考えてみると恐ろしく感じますが...



プランB

無料翻訳ツールで自動で翻訳する


近年の自動翻訳ツールの発展は素晴らしいらしく、きちんと主語を入力すれば、ネイティブ並みの英語が生成できるようになっているとのこと(by 英語の先生)。というわけで、プランBは、私たちの日本語の文章を、まるまるこの自動翻訳ツールにぶち込み、生成された英文だけでウェブサイトを作ってしまおうというアイディア。


しかし、私たちのウェブページは専門用語が多いのが難点。あと、チームで話し合って、本当にそれで良いのか...?と。言われてみればその通り。せっかく英語を学べる機会でもあるのに、すべて自動翻訳ツールに頼っては、何のためにもなりません。まあ強いて言えば読者のため?...



プランC

文法・スペルチェックツールを使用し、自分たちで英文を作成する


そして最後のプランC。英語力はあまりないけれど、ひたすらに頑張って自分たちで英文を作り、最低限スペルミス、文法ミスを無くすために、無料のチェックツールで自動で校正してもらおうという案。特色のある表現を用いれたり、専門用語もしっかり対応できる。なんにしろ、やりがいと、英語の勉強にもなる。それに今の時代ネットがあるから、言い回しやニュアンスの違いが分からなくても、パッと検索して調べることが出来ちゃう。意外とメリットが多い方式。


ただ、ご存じの通り、校正ツールは使えども、あの量の日本語を自分たちだけで翻訳し、全て手動で英文を書かなければならない。気が遠くなる作業...



そんな中、大会事務局の方から、セミファイナリストのチーム宛てにメールをいただき、「英語の先生・ネイティブの先生にチェックしてもらうと良いでしょう」という提案をいただきます。


そして私たちは決断しました!!!

英語科の先生にチェックしてもうらことが公式にOKと分かったことだし...


・・・


・・・


・・・


プランC「文法・スペルチェックツールを使用し、自分たちで英文を作成する」

でいこう!!!!!!!!!!(゜_゜>)(゜_゜>)(゜_゜>)


なぜそう決めたのか、私は今でも覚えていません。公式に「先生方に頼るのOK」とご連絡いただいたのに...しかも、自動翻訳も使わずに...。ただ、思うにそれは、私たちのチャレンジ精神の表れだったんだと思います。せっかく英語を学習でき、それを生かせる機会なのに、周りに頼ってしまっては、チャンスが潰れるではありませんか。


そうして、私たちチームの一日10時間以上に及ぶ翻訳生活が始まりました。いやー--。きつかった。メンバー全員で分担して作業したのに、全く終わる気配が見えない(笑)


といっても、もちろん全く周りの力を頼らなかったというわけではありません。具体的な翻訳手順としては以下の通りです。



STEP.1 英文を作る

⇒自分たちで持てる限りの英語力で、ページごとに日本語の文章を英語に訳していく

⇒途中、訳を知らない単語や専門用語、ニュアンスが難しいと感じた表現は、辞書サイトやQ&Aサイト、海外での検索結果などを見ながら、最適な訳を調べる


STEP.2 文法・スペルチェックツールで校正

⇒作成した英文を、無料の文法・スペルチェックツールにかけ、指摘された部分を直していく


STEP.3 自動翻訳ツールにかける

⇒自動翻訳の「英語⇒日本語」バージョンに、自分たちが作成し自動校正された英文をかけ、本来私たちが言いたかった日本語の意味と一致しているかを確認する

⇒一致していなかった場合、STEP.1からやり直し


STEP.4 英語科の先生方に最終チェックをお願いする

⇒先ほどご紹介した英語科の先生二名にご協力いただき、英文の最終チェックをしてもらう

⇒チェックしてもらった英文をウェブサイトに貼り付け、用語解説やマーカー用に再コーディングする


という感じです。また、こちらのブログページについてのみ、さすがに分量が多すぎるということで、基本的には無料の自動翻訳ツールを使わせていただきました。


以上が私たちの翻訳の流れです。



感想としては、


「英語の実力がついたな」と実感できるようになりました。


今までは授業やテスト勉強でのみ英語を使用していたため、それが実生活でどのように生かされるのか未知な状態で、そこまで楽しいと思ったことはありませんでした。しかし、今回の英語翻訳作業を進める中で、あ、このことを言いたいときは、この間習ったこの表現が使えるぞ!!!と、なんだか楽しく英語を学ぶことが出来ました。


そして、Q&Aサイトにおける海外の方のアンサーや、英語での検索結果の閲覧を通じて、なんだか少し、海外を身近に感じることが出来たと思います。


恐ろしく大変な作業でしたが、本当に有意義で将来のためになる時間を過ごせたと思っています。このような機会を下さったこのコンテストに、本当に感謝しています。


そして、作成した英語版ページを、多くの国の方々に見ていただけたら嬉しいです!!!


今後ともよろしくお願いします!!!

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