3Dプリンターとは、3Dデータを3次元で印刷する機械です。設計した立体物(3Dモデル)を、立体の状態のまま印刷することが出来ます。
この3Dプリンター実は、概念の誕生から現在まで約50年経過しました。印刷方式は、最初、光造形方式だったのが、現在では大きく5種類にまで増えました。
3Dプリンターのメリットとして、コストが低い・早く作れるといった点があります。そのため、多くの企業から注目されています。
そんな、3Dプリンターですが、現在、教育での活用も注目されています。日本でも、いくつかの学校では、すでに3Dプリンターが導入されています。
そして、私たちの行ったアンケートによると、3Dプリンターに興味があるという生徒が約83%もいることがわかりました。中高生の3Dプリンターに対する関心がとても高いことがわかりました。授業で3Dプリンターについて学びたい生徒も多いのではないでしょうか。
しかし、3Dプリンターもいい面ばかりでは、ありません。そのハイテクさから犯罪に悪用されたという事例も多々あります。このような課題への対策も今後必要になると感じました。
現在、3Dプリンターは、コストが低い・早く作れるといった点から、多くの企業から注目されています。その中の住宅、衛星、医療、基板、教育の分野で実際に3Dプリンターを活用している企業、研究室に取材をさせていただきました。
取材をして気づいたことは、それぞれの研究室、企業での3Dプリンターの活用の方法は全て全く違いました。同じ3Dプリンターといえど、工夫し、応用すれば全く新しい形で活用することができるのだと学びました。
私たちは、3Dプリンターを使って活動しているチームへの取材を通して、3Dプリンターを使った工夫を学ぶことができました。
例えば、3Dプリンターの安価に印刷ができる点を利用し、コスト削減のため、既製品を買うのではなく、一からすべて自分で作成しているチームもありました。他にも、3Dプリンターの繰り返し印刷を行える点から、細かい調整のために3Dプリンターを利用するチームもいました。
そして、私たちも実際に3Dプリンターを使ってみました。
実際に作ってみて、感じたことは、3D プリンターの自由度です。キーホルダー等の小さいものからハンガーなどの大きなものまで作ることができました。それに加えて、印刷時の設定によって強度等を調整することができます。