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DNAの相補性

DNAの二本鎖では、塩基は必ず決まった相手と対になり、二本鎖の塩基の並びは互いに相補的です。
それぞれAとT、GとCが対になっています。
つまり、一方の鎖にAがあれば他方の鎖には必ずTが、CがあればGが存在するということです。

相補的な塩基の並び

AとT、GとC塩基と塩基の間は、いずれも水素結合と呼ばれる化学結合で結ばれています。

水素結合は、塩基と糖、糖とリン酸を結びつける化学結合に比べると弱い結合で高温や強いアルカリ、ある種のタンパク質によって切断されます。鎖の間にある塩基の結合が切れて、DNAの二本鎖が1本ずつに離れるのです。

DNAを語る上で、とても重要な事柄です。
DNAが二重らせん構造をとる要因でもありますし、いくつかのDNAの性質はこれに由来します。
この相補結合によって、より強固に遺伝情報が守られます。


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