主な特徴
冷凍食品のイメージ
冷凍食品と聞いてみなさんは何を考えますか? ハンバーグ? エビグラタン? それとも、カットフルーツ? この世の中には、様々な冷凍食品があります。
では、みなさんは冷凍食品の明確な定義や、魅力を知っていますか?
冷凍食品の定義
冷凍食品とは主に4つの条件を満たしている食品を指します。
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- 前処理を行っている
- 消費者の代わりに前もって処理をしていることが大きな特徴です。 新鮮な素料を選び、丁寧に洗浄したうえで、食べられない部分を取り除いています。
- 例えば魚であれば頭・内臓・骨・ヒレなどを取り除きます。 さらに、三枚おろしや切身にしたり、油で揚げるだけで魚フライができるように切身にパン粉をつけたりといった処理が施されています。
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- 急速凍結をしている
- 「急速冷凍」という名の通り、急速に凍結されていることも大きな特徴です。 食品の組織が破壊され品質が変化してしまわないように、とても低い温度で急速凍結しています。
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参考:急速冷凍 >
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- 適切に梱包されている
- 消費者の手元に届くまでに、汚れてしまったり、形くずれしたりすることを防ぐため、包装されています。 包装には、取り扱い方や調理方法など、様々な情報が表示されています。
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- 食品の温度-18℃以下で保管している
- 生産・貯蔵・輸送・配送・販売の各段階を通じて、一貫して-18℃以下に保つよう管理しています。
-18℃以下では、細菌が繁殖できず、食品の劣化が進みません。
冷凍食品の魅力
冷凍食品には以下の5つのような魅力があります。
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- 栄養をそのまま維持
- 低温で急速に凍結された冷凍食品はおいしさや栄養も維持することができます。 そのため適切な方法で解凍すれば、とれたて・つくりたてを再現することができます。
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- 衛生的である
- 冷凍食品は-18℃以下で管理されています。 -18℃というとても低温度環境では、腐敗や食中毒の原因になる細菌は活動できません。 冷凍食品は生産から販売までずっと-18℃以下の低温状態で管理されているため衛生的です。
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- 保存がきき、買い置きができる
- 食べたい時に季節に関係なく食べられる上、保存がきくので利便性の高い食品です。 買い置きもできるので、買い物に行けない時にも助かります。
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- 下ごしらえいらずで、食べる分だけ使えるからとってもエコ
- 冷凍食品は前処理がしてあるため、捨てるところがなく無駄もありません。 さらに食べたい時に食べる分だけ使えるので、とっても環境にやさしいです。
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- しっかりした安全管理で、信頼して使える
- 日本冷凍食品協会会員メーカーの冷凍食品は、冷凍食品認定制度に基づいて原材料の徹底した管理、製造工程のチェック、従業員教育など安全対策を徹底し冷凍食品を製造しています。 認定制度に適合した工場の製品には「認定証マーク」が付けられます。
まとめ
冷凍食品は、前処理、製造方法、包装方法、保管温度の4つの要素から成り立っています。 冷凍食品の魅力はこれらの要素と大きな関わりがあります。