株式会社ニチレイフーズ
このページでは、株式会社ニチレイフーズ(以下、ニチレイ)に取材した内容をもとに、現代の冷凍食品の魅力を紹介しています。
取材日(ご回答いただいた日):2021年9月21日
画像提供:株式会社ニチレイフーズ
こだわり・理念
ニチレイの冷凍食品には、「冷凍」の機能や「冷凍」のチカラを使って、できたてのおいしさが閉じ込められています。 レンジ調理などであたためて食べる、そのタイミングで、おいしさを提供できるような商品設計になっています。
例えば、
- 食卓に出すおかずは、レンジ調理してすぐ食卓に出して、おいしく感じられるように
- お弁当用の商品は、朝お弁当に詰めて、お昼に食べておいしく感じられるように
製造されています。
ニチレイのこだわりは、プロの調理工程に倣って、生産工程に落とし込んで、プロのおいしさを再現・実現して、商品化している点です。 冷凍食品ではない同種の商品に近づけることで、より多くの人が親しめるよう、進化を続けています。
商品の包装について
商品そのものだけでなく、商品の包装も工夫して設計されています。
たとえば、ニチレイの人気商品「甘えびシューマイ」などでは、袋ごとレンジ調理できる設計にしています。
また、パッケージの裏面には、様々な情報が記載されています。 何の工夫もないまま情報がたくさん書かれると、読みにくくなってしまいます。 その対策として、カラーユニバーサルデザイン(CUD)に対応したデザインでパッケージが作成されています。 色覚障がいなどを抱える人を含め、あらゆる人々にとって読みやすいように工夫されているのです。
包装はプラスチックで作られていますが、廃プラスチック問題を無視しているわけではありません。 使用されるプラスチックについては、
- パッケージの厚みを薄くする「薄肉化」
- パッケージそのものを小さくする「小型化」
など、ニチレイフーズでは、2006年より市販用冷凍食品の容器包装におけるプラスチック削減に取り組んでいます。 施策実施前と比べ、直近では対象7アイテムで約200t強の削減になっています。
食材について
みなさんは、ニチレイの人気商品と言ったら何を思い浮かべますか? お弁当用のおかずなども人気ですが、「本格炒め炒飯」や「本格焼おにぎり」、「えびピラフ」などのごはん類もよく注目されます。
そもそも、日本人の主食が「お米」なこともあり、米飯商品は非常に人気です。
お米の銘柄についても、こだわりがあります。 私たちがよく聞く銘柄と言えば、「コシヒカリ」、「ひとめぼれ」、「あきたこまち」など、スーパーマーケットでも販売されているものが多いと思います。 しかしニチレイは、冷凍食品として提供して最適な銘柄を、全国各地から厳選して使用しています。 私たちのよく知っている銘柄、あるいは自宅で炊いておいしい銘柄が、必ずしも冷凍食品に向いているわけではない、ということです。
例えば「本格炒め炒飯」には、一等米が使われています。
まず、お米を栽培して販売するには、玄米の検査が必要です。 玄米の検査規格として、一等米は、整粒値(きれいな米粒の割合)が70%以上、水分量が15%程度で被害粒、死米、着色粒、異種穀粒および異物(死米7%以下、着色粒0.1%以下、もみがら混入量0.3%以下、麦混入量0.1%以下、その他0.3%以下、異物0.2%以下)が検査基準をクリアしたものです。 二等米、三等米、・・・になるにつれ整粒値は悪くなり、被害粒、死米、着色粒、異種穀粒および異物の混入量が増えていきます。 「本格炒め炒飯」などに使用される一等米は最上級にきれいで、異物や着色したお米が少ないのが特徴です。
流通について
冷凍食品の流通では、メーカーからスーパーマーケットなどの小売店に配送されるまでに、「卸・問屋」が仲介として入るのが一般的です。 ニチレイが自社商品の流通を全面的に手掛けている、というわけではありません。 その過程でも、冷凍食品は-18℃以下で流通する必要があるので、温度管理等には気を付けて、消費者に提供されています。
食品ロスへの取り組み
ニチレイでは、食品ロスに向けた取り組みも行われています。
物流上発生した「外箱の破損」などにより、商品として扱えないものの中で、中袋の破損がない(=品質として問題がない)ものについては、改装して商品化したり、フードバンクと連携し寄付したり、社内で試食会を開いたりすることで、出来る限りフードロスが出ないような工夫がなされています。
さらに、株式会社ニチレイフーズ内に限らず、ニチレイグループ全体でも色々な取り組みが行われています。 素材を新鮮な状態で冷凍したり、必要な時に必要な分だけを調達したりすることで、食品ロス削減につなげています。