問題解決とSDGs
SDGsの定義はこちらで説明しています。
脱フロン化の取り組み
(国際連合広報センターより)
電力の問題で取り上げた課題に対して味の素冷凍食品株式会社では2001年からフリーザーの脱フロン化の取り組みを開始し、2021年3月末に国内にある自社の全工場で完了しました。 これは冷凍食品業界で初の試みであり、「業界を引っ張っていくことをしていきたい」という企業の熱意が形となった一例です。 また、冷凍倉庫は代替フロンを使用している施設が残っており、今後脱フロン化を進めていく方針です。
物流面の改善
(国際連合広報センターより)
物流についても、SDGsに関する問題があります。 例えば1tの貨物を1km運ぶ時に排出されるCO2の量に着目すると、鉄道が18g、船舶が41gであるのに対してトラック(営業用貨物車)は225gとなっています。 これにより、トラックでの輸送は他の輸送方法と比べて良い方法であるとは言えません。 そこでモーダルシフトが注目されています。 貨物輸送の方法を転換することで、鉄道利用では92%、船舶利用では82%もCO2は量を削減することができます。 これは地球温暖化対策に有効であると考えらています。
保冷剤回収事業
(国際連合広報センターより)
無印良品(株式会社良品計画)では全国の店舗で、不要になったソフトタイプの保冷剤を回収しています。 リユースできる資源が家庭内で廃棄される現状を見直した事業です。 回収された保冷剤は洗浄・殺菌後に凍結し、自社が販売する冷凍食品の持ち帰り用に再利用されます。
各冷凍食品メーカーでは、SDGsの目標の達成に貢献するために、主に環境面について、様々な事業が行われています。 こうした取り組みによって、冷凍食品は持続可能な食料として今後も進化を遂げるのかもしれません。