校内アンケート調査
調査するにあたって
冷凍食品を実際に消費する生活者(消費者)がどのように冷凍食品と向き合っているのかを調査するため、私たちは校内の生徒および教職員にアンケート調査を実施しました。 生徒204名+教員16名=計220名の協力のもとにデータを収集しました。
質問と回答
冷凍食品を食べた経験の有無
ほとんどの人が冷凍食品を食べたことがあるようです。 生徒に関しては、生まれた時にはすでに冷凍食品が流通しており、生活に身近な存在であることが考えられます。
「冷凍食品」といえば…
- 調理が簡単で便利
- 冷めてもおいしい
- 保存が利く
- どんどん進化している
- 種類が豊富
- 添加物が多い
- 栄養が偏っている
- 食中毒事件があったので怖い
いいイメージとしては、「調理が簡単で便利」に類する回答が131件と圧倒的に多く、「冷めてもおいしい」については74件も寄せられました。 また教員に関しては、冷凍食品や冷凍技術が進化していく過程を生で見ており、冷凍食品が進歩を続けている点も評価されています。
一方で悪いイメージについては、冷凍食品の安全性を懸念する声が多く寄せられました。 冷凍食品の安全性については、こちらで詳しく説明しています。
冷凍食品の消費頻度
冷凍食品を食べたことがある人に向けて、冷凍食品のどのような頻度で食べているのかを調査しました。 なんと8割以上の人が1週間に1回以上、9割以上の人が1か月に1回以上食べているということがわかりました。 私たちの生活にとって、冷凍食品は身近なものとなっているようです。
冷凍食品を食べる場面
お弁当のおかずに冷凍食品を利用する人が多い中で、家庭での食事にも冷凍食品を使う人もいました。 冷めてもおいしい冷凍食品だけでなく、また、間食に冷凍食品のおやつを食べる、という人もいました。
冷凍食品を購入する際に注目しているもの
商品の味や食感を意識する人が多数いた中で、コストパフォーマンスが高い商品を求める人も多くいました。 一方で冷凍食品が保存性に長けていることから、賞味期限を意識する人は少数でした。 何も気にしていない人もいるようです。
ニーズ
- 環境にやさしいもの、ゴミが少なく済むもの
- 冷たくてもおいしいおかず
- サクサクまたはカリカリの揚げ物
- 加熱せず、お弁当に詰めるだけで解凍できるもの
- 一度解凍した後もう一度冷凍しても品質が落ちないもの
- 一度の加熱で一家族分調理できるもの
- 瞬間解凍できるもの
- 災害時の非常食として電力不要または常温で調理できるもの
- 地産地消に貢献できるもの
- 地域のお菓子
- 焼肉、お寿司、ドーナツ、煮魚など
最も多かったのは、環境に配慮した商品を製造してほしい、といった環境面からの意見でした。 世界的な問題として近年話題となっている廃プラスチック問題や食品ロス問題は、冷凍食品産業にも影響しており、各企業が様々な取り組みを行っています。 食品そのものにも食感や解凍方法に関する色々なニーズが寄せられています。