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"日本で唯一「菌を祀る神社」に行きました"

曼殊院菌塚(まんしゅいん きんづか)


【場所】京都府京都市左京区  【見学日】2019年7月30日



きっかけは、小泉武夫著「発酵はマジックだ」にこの神社について、下記のように書かれていたからです。
一部抜粋すると、
『人間はこれほど多大な恩恵を受けているのに、多くの人は微生物に無関心です。
これを反省し、菌を供養しようということで、1981(昭和56)年に発酵学者たちがお金を出し合って作りました。「菌塚」と名付け、墓石に字を入れたのは発酵学の大先輩、東京大学の名誉教授で文化勲章を授賞した坂口謹一郎先生です。
繰り返しになりますが、人間は微生物がいなかったら、今のように健康で豊かに生きていくことなどできません。』
京都にそのようなところがあるのか!ということで、ぜひ行ってみたいと思いました。


なぜ菌塚が建てられたのか?



菌塚は、1981年に曼殊院門跡の敷地内に建てられました。
微生物は発酵食品を生み出したり、病気を治す薬になったりと、人間にとって無くてはならない大事な存在です。菌(微生物)に感謝しなければならないという思いから、発酵学者らが建立したそうです。


実際に行ってきました!



菌塚は曼殊院の境内の外にあるため、訪問したときは菌塚までの道にチェーンがかかり入れませんでした。
曼殊院の管理棟で尋ねると、名簿に住所や氏名を記入すれば中に入ることができるということでした。

曼殊院門跡は京都市街地から少し離れた山の麓にあり、道路や建物が近くにないためとても静かで心が落ち着く場所でした。この日はとても晴れていて、爽やかな夏の日差しが菌塚に当たってきれいでした。
皆さんも京都に行く機会があれば、一度菌塚を訪れてみてはいかがでしょうか?



参考資料


日本経済新聞出版社 発酵はマジックだ P58〜59