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甘酒
お正月などによく飲まれている甘酒。米麹を発酵させてつくる甘酒にはアルコールが含まれていないため、子どもから大人まで安心して飲むことができます。
麹カビは米の中のでんぷんからブドウ糖やビタミン類、アミノ酸、さらには消化酵素を作り出すため、甘酒は栄養豊富で消化を助けてくれます。
また、甘酒の食物繊維やオリゴ糖が腸内細菌のエサとなるため、腸内環境を改善する効果があります。
歴史
日本書紀にある「天甜酒(あまのたむさけ)」に関する記述が甘酒の起源だといわれています。
これは神様にお供えされたということです。
また江戸時代後半には、甘酒は夏バテ防止(疲労回復効果)になる飲み物として売られ、一般の人々も気軽に飲むことができるようになりました。
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江戸庶民を助けた天然の栄養ドリンク
古くから甘酒は存在しましたが、一般に人々が飲めるようになったのは江戸時代後半からです。
当時の値段は一杯四文(現在の約66〜100円)でした。
栄養のある甘酒を誰もが気軽に飲めるようにと、商人は四文より高く売ってはならないという決まりがあったほど、人々の生活に欠かせない飲み物だったようです。
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種類
甘酒には、蒸した米(うるち米やもち米)に麹を繁殖させぬるま湯を加えて作るものと、酒粕に砂糖と湯を加えて作るものの2種類があります。前者はアルコールが入っておらず、後者はごくわずかにアルコールが含まれるという違いがあります。
また、米で作った甘酒と、玄米で作った玄米甘酒に分けることができます。
製造法
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家庭で簡単に作ることができるアルコールを含まない甘酒を紹介します。
発酵期間は一晩でよいことから「一夜酒」とも呼ばれます。
材料 米麹、水
手順 @ 炊飯器を準備し、内釜にタオルを敷く。
A 耐熱容器に米麹と水を入れ、容器の蓋を少し空けておく。
B Aの容器を内釜に入れ、炊飯器の蓋は空けたまま約50〜60℃で5時間以上保温する。
甘みが出れば完成。
冷蔵庫保存し、1週間〜10日程度で使い切ること。
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