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日本酒
日本酒は日本古来の酒で、清酒といわれるものです。
古くから米を主食とする生活を営んできた日本人にとって、米と米麹からできる酒は、祭や人生の節目などの
神事に欠かせない神聖なものでした。
清酒は米のでんぷんを麹菌がブドウ糖にし、さらに酵母によってアルコール発酵したものです。
原材料の米と麹、水さえあれば製造可能ですが、その工程は非常に複雑で巧妙です。
歴史
日本には麹カビを利用した発酵食品が数多くありますが、最初につくられたのは日本酒(清酒)だと考えられ
ています。
その歴史を遡ると、旧石器時代にアワやヒエなどの雑穀、ドングリなどを噛み砕いて土器に吐き出し溜めておくとそこへ空気中の酵母が入ってアルコール発酵し、酒ができたといわれています。
これが「口噛みの酒」で、日本の酒のルーツです。
その後、鎌倉時代から室町時代にかけて多くの造り酒屋が現れ、江戸時代には醸造技術が向上し清酒の製造方法が確立しました。
種類
日本酒は2種類の方法で分類することができます。


製造法
清酒の製造法について紹介します。

