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権利の歴史

2000年 「武力紛争への子どもの関与に関する選択議定書」

当時、世界中の多くの地域で子どもが兵士として戦闘に参加させられたり、軍隊で虐待性的搾取を受けたりしていたことから、こうした事態の改善と子どもの権利の促進のため、1994年、国連人権委員会において、子どもの戦闘への参加の禁止や軍隊に志願する子どもの採用についての最低年齢の引き上げに関する子どもの権利条約選択議定書の草案の検討を行う作業部会の設置が決定しました。作業部会で作成された案は2000年の国連総会において「武力紛争への子どもの関与に関する選択議定書」として採択されました。子どもの権利条約第38条では、徴兵、軍への使用をすることを15歳未満の子どもを対象に禁じていますが、議定書ではこの範囲が18歳未満にまで拡大しています。日本は2004年に本選択議定書を批准しました。2022年時点での本選択議定書の締約国は172ヵ国です。

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