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レポート

活動団体の紹介

このページでは世界規模で子どもの権利を守る活動をしている団体の活動紹介をしています。このページで紹介しているのは以下の4つの団体です。

・セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
・ユニセフ
・ワールド・ビジョン・ジャパン
・プラン・インターナショナル

セーブ・ザ・チルドレン

セーブザチルドレンという団体は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。日本国内においてもテレビCMを放映しており、認知度は高いのではないかと思います。セーブザチルドレンの活動内容は非常に多岐に渡りますが、現状と改善策のページと関連する、「貧困」と「教育」に関する活動を紹介していきます。

貧困という面では、世界に問題の深刻性を呼びかける活動や食糧の提供が主な活動としてあげられます。例えば、ソマリアというアフリカの国がどのような現状に置かれているかを知っていますか。ソマリアという国がそもそもどこにあるかということも知らないという人も多いのではないのでしょうか。セーブ・ザ・チルドレンはアフリカ開発会議と呼ばれるアフリカの開発が議題の会議においてソマリアの貧困状態、それに伴う飢饉、飢えの実態やその原因などを国際社会に発信しました。食糧の提供に関しては世界のみならず日本においても行われている身近な活動です。2020年より新型コロナウイルスによる様々な影響によって家計が厳しくなった世帯に食料のセットを供与するという事業を行っています。また、この事業は2022年より規模が拡大され、コロナの影響に関係なく生活困窮世帯は夏休みに使うことができるようになりました。これは、給食がなくなる夏休みに子どもたちの食料事情が悪くなってしまうことを防ぐことができる方策であると言えます。

教育という面では、例えばシリアにおいて支援を行っています。近東にあるシリアでは10年以上、内戦が継続しており、未だ解決の見通しが立っていません。これに伴い多くの子どもたちが難民化してしまい、学校に通うことが困難になってしまっています。彼らに対しては、オンライン授業を行い、教材を提供するといった形で支援をしています。このように、子どもにとっての教育の機会の損失という大きな文化的・知識的危機の解消を目指しています。

ユニセフ(UNICEF)

UNICEFも知名度の高い団体と言えるでしょう。UNICEFは国連の一機関で「国連児童基金」が正式な名称です。日本においてはアグネスチャン氏が創設した日本ユニセフ協会と、UNICEFの駐日部門であるUNICEF東京事務所が連携して共同で活動を担っています。UNICEFは世界中の数多くの国で、セーブ・ザ・チルドレン同様に「教育」の面での活動や「医療・衛生」などの面での活動をしています。ここでは、現状と改善策の「教育格差」のページに関連して、この団体が「教育」の面で行っていることを紹介します。

教育で、彼らが行っている活動としては、戦争や災害に見舞われて通常の学習活動ができなくなってしまった子ども達への学習機会の提供が主なものです。例えば、2022年に発生したロシアによるウクライナ侵攻はこのページを訪れてくれている方々のほとんどがご存知のことだと思います。ユニセフは2022年現在、ウクライナにおいて、学習教材の提供や教師の研修などを行っています。

ワールド・ビジョン

ワールド・ビジョンはキリスト教の考え方に則って、世界のあらゆる問題に置かれている子どもたちを支援している団体です。上の2つの団体に比べて、日本での知名度は少し低いと思いますが、多くの子どもたちを救っています。彼らの活動は、教育分野はもちろんのこと、衛生関係の活動も行っています。他にも戦乱や災害が起きてしまった時に現地に行って、生活が危機に晒されてしまっている人たちへの一時住居や簡易トイレなどの提供を通した支援や復興時の協力活動を行っています。また、上記2つの団体と同じく、彼らも各国政府や一般社会に対して、世界の子ども達が置かれている状況の発信や啓発活動を行っています。この活動は、国が対策を検討するようになったり、民間から多くのボランティア志願者が出てくるなど良い影響をもたらしています。

プラン・インターナショナル

プラン・インターナショナルも他の団体と同じように、世界における子どもの権利の保護を目標としています。ただ、特筆すべき点として、「女子」の権利に重点を置き、注目しているという点があげられます。世界における「女子」が置かれている問題に関心や危機意識を持っている人が積極的に関わっていくとよい団体といえます。例えば、現在、世界の一定数の女子には未成年で無理に結婚、そして出産をさせられ命を落としてしまうケースや、十分な教育を受けることができないというケースがあります。また、そもそも女子には十分な教育を受けさせる必要性がないという考え方が根強い国も数多く存在しています。こうした国々における女子の自由と権利を守るということにこの団体は注力しています。

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